必見!その1 ブロードウェイチケットを安く手に入れる方法

必見!その1 ブロードウェイチケットを安く手に入れる方法 その1

必見!その1 ブロードウェイチケットを安く手に入れる方法
必見!その1 ブロードウェイチケットを安く手に入れる方法

timessquare3

06・20・2017更新
年々、ブロードウェイのチケットの価格高騰が進み、観光客だけでなく、ニューヨークのシアター・ファンも頭を抱えている。1940年に4.40ドル(今の60ドル)だったのが、今はその30倍以上の140ドル位が一般的になっている。もちろん、場所にさえこだわらなければ、二階席(メザニン)の最後尾数列などは60ドル以下でも売られている。しかし、せっかくならいい席で、と思う。そこで、知る人ぞ知る、ブロードウェイ格安チケットを手に入れる方法をご紹介しよう。まずはじめに、インターネットで良く見かける単語の意味のおさらいをしよう。

インターネットで良く見かける単語の意味のおさらい

LOTTERY TICKET
ロタリー チケット
抽選に当たると安価に購入できる当日券。

In Person Lottery Ticket
曜日が違うが、当日劇場の前でくじ引きを行ない、当たると、いい席が激安で買える。一人につき二枚まで。

Online Lottery Ticket
オンラインで夜の公演の分を当日朝登録。午後早いうちにメールで当たったかどうかの連絡が来る。

Mobile Lottery Ticket
若い人たちにもブロードウェイを観てもらおうという狙い。携帯にアプリを入れると色々な舞台に登録ができる。

PREMIUM TICKET
プレミアムチケット
TeleChargeやTicketMasterなどの作品の正規のチケット販売会社が、劇場の中の最も良い席をダフ屋に高価な値段で販売されるくらいなら、自分達で売ろうと始まったもので、最初から高い料金で販売されている席。PREMIUMには「特別な/高級の」という意味があるので、正規のチケット販売会社だけがこの名前で売っているわけではない。
RESALE TICKET
リセール チケット
チケットを買ったのに急に行けなくなったお客さんから、買い取られたチケットが、当日売り出される。値段はピンからキリまで。

 

CANCELLED TICKET 
キャンセル チケット
買った公演を観に行けなくなった客がキャンセルしたチケットが、券面額で販売される。
RUSH TICKET
ラッシュ チケット
まだ余っている切符を、当日安くして開演前に売り出すチケット。40ドル位のものが多い。今人気の「Dear Evan Hansen」のラッシュチケットも40ドル。
STANDING ROOM ONLY TICKET
SRO TICKETとも呼ばれる
一階の一番後ろの席の更に後ろにある立ち見席のチケット。当日売り切れた作品だけに限られ、20〜30ドル。SROのない劇場もある。
IN PERSON
イン パーソン
自ら劇場に出向いて、直接劇場の窓口でチケットを購入すること。「In Person」には「本人で/本人が」という意味があるが、この場合は公演を観る本人である必要はない。オンライン購入に対して、生身の人間が直接窓口から購入する、という意味である。

ブロードウェイチケットを安く手に入れる方法

1:無料で割引クーポンコードを利用しよう

家族連れでブロードウェイを観に行きたい。でも、安いチケットをゲットする時間と暇はない。かといって、家族全員だとかなり高価な買い物になってしまう・・・と悩んでいるのでは? 実は意外と簡単にチケットを割引購入することができる。

劇場情報やチケットを扱うPlaybill、TheaterMania、BroadwayBox、Broadway Insider  などのウェブサイトでは、公演当日限定ではなく、一定期間、割引コード利用可能な作品がリストアップされている。会員登録(無料)すれば、メールマガジンやニュースレターで、期間限定の格安チケット販売などのお得な情報を得ることもできるが、登録をしなくても、 割引コードを入手することはできる。そのコードを書き留めておき、チケットを買うボタンを押すと、TeleChargeやTicketMasterなどの正規の切符販売会社のサイトに繋がる。そこで購入手続きをする際に、コードを入力すると、ディスカウントの値段で購入ができる。

しかし、ご存知のように一枚、一枚に高いサービス料金が足されるので、家族で3、4枚の切符を購入する場合、サービス料金も節約したいと言う人は、切符販売会社のサイトには行かずに、この割引クーポンコードのページをプリントアウトして、その劇場の窓口まで行って(In Personで)買って来よう。 割引でサービス料金もつかないのでバッチリ安上がり!

2:有料のサイトを活用

TodayTix.com やEntertainment-Link は、当日から1週間先の公演のチケットを検索し、割引価格で購入することができる。これらのサイトでは、TKTSでは販売していない人気作品のチケットを手に入れることができる。有料でも家族やカップルで行くなら、数回行くと元が取れる。

Entertainment-Linkは毎月8ドルの会員費を払う必要があるが、ブロードウェイ情報やニュースが見られ、格安チケットの検索・購入ができる。「ならば、1ヶ月だけ会員になってチケットを買おう!」と思うかも知れないが、最低2ヶ月は会員になっていなければならない。6ヶ月の会員料は39ドルと、月々に払うより安くなっている。

TodayTix.comは携帯用アプリもあり、購入時に基本管理料5ドル、そして、もし現場で切符を手渡してもらうサービスが希望であれば、プラス5ドルの合計10ドルの料金となる。 今なら新しい会員は購入の際に「WELCOM2TT」のコードを入れると、更に$20のディスカウントがつくという情報もあるので、是非お試しを!

(他にも コンサートやブロードウェイや多種に渡るイベントの割引券などのコードを提供するDiscount Broker (割引券仲買会社)のサイトもある)

3:TKTSに並ぶ

ご存知だと思うが、タイムズスクエアのど真ん中にあるひときわ目立つ赤い階段の建物は、ブロードウェイ格安チケットの販売窓口のTKTS。ここでは、マチネ公演を含む当日券を20%から50%の割引価格で購入することができる。

チケット売り場の窓口付近にある電光掲示板に、その日の割引チケットが出ている演目と割引率が表示されており、そこから見たいショーを選びチケットを購入する仕組み。ただ当日席の空いているショーのチケットが格安で販売されるため、大人気のミュージカル作品のチケットが出回ることはない。

なので、あまり売れていない作品を観る場合にお勧めする。「売れていない」ということと「作品の質」は別物なので、まずはここを利用して、ブロードウェイとはどういうものか観てみるのもいい。 TKTSのウェブサイトに行くと、販売中のチケットの作品と割引率をリアルタイムで見ることができる。ミュージカルではなく芝居を観たいという人には、芝居のチケット専用窓口もあるので便利。ここでチケットを購入した日から7日以内であれば、他のチケットも、長い列に並ばずに済むファストパスをもらうことができる。

TKTSはタイムズスクエアの他に、マンハッタンのサウス・ストリート・シーポートやリンカーン・センター、そしてブルックリンのダウンタウンにもある(下記に住所)。

TKTS Times Square
Father Duffy Squareの赤い階段の下。Broadway と47丁目。

以下3ヶ所では、マチネ公演のチケットは前日販売される。

TKTS South Street Seaport
190 Water Street, New York, NY 10004
Front Street とJohn Streetの角

TKTS Lincoln Center
61 West 62nd StreetにあるDavid Rubinstein Atriumに。

TKTS Downtown Brooklyn
1 MetroTech Center, Brooklyn, NY 11201
Jay Street とMyrtle Avenue Promenadeの角

4:チケット売買で掘り出し物を探せ

「チケットを購入したのに、行けなくなってしまった〜」という人たちがチケットを売買するStubHubやTicketsNowというサイトがある。ここに行けば、転売(Resale)チケットが、正規より安く買えることがある。チケットの日程がポイントだが、根気よく探せば掘り出し物に出会えるかもしれない。

5:最後に売り出される運任せのロタリーチケット

当日朝に超格安チケットが抽選で買える。余った切符が売られることがほとんどだが、中には『ハミルトン』などのように、売り切れないように部分的にプロデューサーがとっておく席が毎日抽選に出る作品もある。 https://lottery.broadwaydirect.com/

一人2枚までで、同じ名前では応募できない。運よく当たれば、大人気の作品のチケットが10ドル〜37ドルという激安で購入できてしまう。以前は劇場の前で抽選会をやっていたが、近年ではネット抽選が導入されて、作品の指定サイトで制限時間内に応募ができる。未だに開演の数時間前に劇場前で抽選会を行う作品もあるようだ。

6:最後に売り出される辛抱が必要なラッシュチケット

当日余ったチケットを安く売り出すラッシュチケット。開演の二時間前から売られるが、早い順なのでその前から列に並ぶことになる。

ちなみに、このラッシュチケットは、皆さんもご存知の有名なミュージカル『レント』から始まった。あの作品は貧困にあえぐ若者の話なので、PRもあったのだろうが、お金のない若者にも観てもらいたいというプロデューサーが、一番いい最前列2列を、学生向けに売り出した。今でも、開演2時間前にチケットを安く売り出すのだが、学生という限定はなく、一般客向けでPartial View(見切れ席)などが多く、『レント』の頃とは随分と違う。

7:立見席  STANDING ROOM ONLY TICKET (SRO TICKETとも呼ばれる)

全ての作品に立ち見席があるわけではないが、当日売り切れた作品のみに限られて、20〜30ドルで販売される。若い俳優の卵などが、利用している。

8:会員になって優遇割引

TKTSを運営しているTheater Development Fund(TDF)に年会費$34で会員登録をすると、ブロードウェイやオフ・ブロードウェイのチケットが70%までの割引価格で購入できる。ただし会員になるには、現役の学生や教師、または26歳以下の人、労働組合員、62歳以上の退職者など、ある一定の条件を満たしており、必要書類を提出した人に限られる。条件は以下のサイトで確認できる。

https://www.tdf.org/nyc/24/Eligibility-Requirements

9:若さで得するブロードウェイ

ブロードウェイでも非営利劇場では、「若い人にもっとブロードウェイを見てもらおう」と、格安チケットを販売している。例えば、Roundabout Theater Companyは18歳から35歳を対象としたHiptixプログラムに加入すると、チケットが20ドル~25ドルほどで購入できる。また、Lincoln Center TheaterのLincTixプログラムは、21歳から35歳が加入することができ、チケットを32ドルで購入できる仕組みになっている。また、学生であれば、Tix4students.comやStudentRush.orgなどの学生専用格安チケット販売サイトを利用すると、特別な格安チケットを購入することができる。

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