American in Paris(上演終了)
あらすじ
(注:ネタバレあり)
舞台は1945年、第二次世界大戦の終戦を迎えたばかりのパリ。
アメリカ連合軍の兵士のジェリーは、絵描きになろうとパリに残る。
そ こで、美しいリズに恋をしたジェリーは、アメリカ人らしくストレートでオープンな表現で自分の気持ちを伝える(最近のアメリカの若い男性は、そうでもなく なって来たのが、アメリカの女性側の悩みでもある様だが)。しかし彼女には昔からお世話になってきた家族とその息子で、控え目で婉曲な表現を好みながら も、やはり彼女を愛する男性が居た。その信頼や愛情にも応えたい彼女は、ジェリーを拒み続ける。が、ジェリーと一緒に時間を過ごしているうちに、彼と一緒 にいる時の自分が一番生の自分らしく自然体であり、彼と心で繋がっていることに気づく。
上演時間:2時間30分(休憩含む)
シアター情報:
Palace Theatre
1564 Broadway between 46th and 47th Streets
New York, New York 10036
写真© 2014 Sylvian Gripoix
舞台セット ★★★★★
作詞作曲★★★★★
振り付け★★★★☆
衣装★★★★☆
照明★★★★☆
American in Paris(上演終了) 作品レビュー
映画の時代設定は1951年だが、これでは終戦直後の1945年から始まる。そのため冒頭では、食糧難に喘ぐパリの市民や、ナチスに協力したとして髪刈りなどのリンチを受けるフランス人女性なども描かれている。ユダヤ系アメリカ人のガーシュウィンの楽曲を使って創作されたジーン・ケリー主演のミュージカル映画として有名な『巴里のアメリカ人』の舞台化。この音楽は、アメリカだけでなく、ヨーロッパのクラシック音楽史に深く影響を及ぼしたガーシュウィン兄弟の代表作の一つである。