オフ・ブロードウェイ

Merrily We Roll Along メリリー・ウィー・ロール・アロング

演出家/プロデューサーとして生涯で21のトニー賞を受賞しているハロルド・プリンスと、やはりトニー賞8回、グラミー賞8回、アカデミー賞1回受賞という輝かしい経歴を持つ作曲家で作詞家のスティーブン・ソンドハイムの二人が組んで創った作品。過去、多くの舞台名作を世に送り出した名コンビだったが、1981年に同...[Read More]

Sea Wall/A Life シー・ウォール/ライフ

生と死をテーマに、それぞれ1人の俳優のモノローグ(独白形式)による独立した2つの作品が、休憩を挟んで上演される。『Sea Wall(海崖)』は33歳のトム・スターリッジが、そして『A Life』 は38歳のジェイク・ジレンホールが素晴らしい演技を見せてくれる。特にジェイク・ジレンホールは、『ブローク...[Read More]

Ah, Wilderness ! ああ、荒野!

アメリカの近代演劇を築いた作家で、ノーベル文学賞も得ているユージン・オニールによる唯一のコメディー作品。ブロードウェイの初演は1933年で、映画化もされている。しかし90年近く経った今日まで、ブロードウェイのリバイバルは僅か4回。おそらく出演者の数が多いからだろう。今回逃すと次に観られるのは何時にな...[Read More]

Mother of the Maid マザー・オブ・ザ・メイド(乙女の母)

グレン・クローズと言えば、30年程前のヒット映画『危険な情事/Fatal Attraction』で演じたストーカー女の迫真の演技で、浮気の恐ろしさを世の男性に強烈に印象付けた女優として有名だ。そんな彼女が今回はオフ・ブロードウェイ上演中のストレートプレイ『マザー・オブ・ザ・メイド/Mother of...[Read More]

Smokey Joe’s Cafe スモーキー・ジョーズ・カフェ

ミュージカル・レビュー作品としてブロードウェイ史上で最長ロングラン記録を持つのが『スモーキー・ジョーズ・カフェ』。名曲「スタンド・バイ・ミー」や「ハウンドドッグ」などを世に送り出した作詞・作曲家コンビのリーバー&ストーラーによる歌の数々が披露される同作品がこの夏、ニューヨークに帰ってきた。今回はブロ...[Read More]

Be More Chill ビー・モア・チル

心に傷を抱えた高校生の青春物語で、そのストーリー、作品や音楽のスタイルなどは同じくオフ・ブロードウェイからブロードウェイに移って見事トニー賞を受賞したミュージカル『ディア・エヴァン・ハンセン』と似ている点が多々ある。振付けは日本でもお馴染みのミュージカル『ノートルダムの鐘』ディズニー版のチェイス・ブ...[Read More]

Skintight スキンタイト

この夏、オフ・ブロードウェイで注目を集めるストレートプレイが『スキンタイト』。ミュージカル『レント』や『ウィキッド』の初演キャストとして圧倒的な歌唱力を披露し、映画『アナと雪の女王』のエルサの声を担当したことでも知られるイディナ・メンゼルが主演する新作戯曲だ。大ヒット曲「レット・イット・ゴー ~あり...[Read More]

On a Clear Day You Can See Forever 晴れた日に永遠が見える

日本でも上演されたことのあるミュージカル『晴れた日に永遠が見える』について、米演劇関係者の多くが「音楽は素晴らしいのに…」と口籠る。バーバラ・ストライサンド主演による映画版もあり知名度の高い同作品だが、1965年の初演も含めて、これまでヒットしたことがない。そんな曰く付きのミュージカルが規模を縮小し...[Read More]

Miss You Like Hell 死ぬほど、会いたい

上演劇場がオフ・ブロードウェイのパブリックシアターという事実だけでも期待が募る新作。同じ劇場での上演を経てブロードウェイの大劇場に昇格したミュージカル『ハミルトン』と『ファン・ホーム』が、過去3年のトニー賞でいずれも最優秀ミュージカル作品賞を獲得していることが記憶に新しいからだ。 残念ながら今回は...[Read More]

魔法を信じよう Believe in Magic

ニューヨークのタイムズスクエア、42丁目にある室内装飾の美しい劇場 The New Victory Theaterは、1900年に作られた。しかし初演当時からの伝統が現在まで続いてきているわけではない。100年間のあいだオーナーや劇場名は代り続け、演じられる内容も映画や大衆劇場など様々だった。しかし...[Read More]

イリリア Illyria

実在したアメリカのプロデューサー/演出家のジョセフ・パップ(Joseph Papp)を描いた戯曲で、オフ・ブロードウェイのパブリック・シアターで上演されている。パップは、ニューヨークで舞台芸術に触れる機会のない人達が、シェイクスピア作品などの舞台を無料で観られる公共劇場を60年前に造ろうとした。 こ...[Read More]

ゴッホの耳 Van Gogh’s Ear

Closed: 9/10/2017。音楽劇というよりも、ゴッホをイメージした贅沢な音楽コンサートの様だった。ステージ上手はゴッホの有名な絵画に描かれた椅子のある部屋があり(2幕ではそこが精神病棟に変わる)、反対側の下手には弟テオ家の暖炉がある。舞台背面からは何本かの幅広の白い布が演上にまでひた垂れ、...[Read More]

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