去年成功裏に終演を迎えたジューク・ボックス・ミュージカルが、ボストンからやってきた。グラミー賞を7回 受賞しているシンガーソングライター、アラニス・モリセットのヒット22曲が散りばめられた作品だ。代表アルバム『Jagged Little Pill』から12曲が歌われ、そのアルバムタイトルがこのミュー...[Read More]
ロンドン、ウェスト・エンドで昨年(2018年)4月からスタートし、今、最も人気な作品が、ブロードウェイでもオープンした。「ロックンロールの女王」とも呼ばれるティナ・ターナーにスポットライトを当てたジュークボックス・ミュージカル『Tina:The Tina Tuner Musical』だ。
リック・ライアダンによって2005年から上梓が始まったパーシー・ジャクソン・シリーズは、現在42カ国語に翻訳され、トータル1.75億部も販売されたベストセラー作品だ。そのシリーズの第1作目『盗まれた雷撃』は、ニューヨーク・タイムズ紙の児童書シリーズ部門ベスト10に、500週を超えて入り続けた輝かしい...[Read More]
英国が誇るノーベル賞受賞作家ハロルド・ピンターによる戯曲『Betrayal 背信』は、今からおよそ40年前の1978年にロンドンで初演されている。それ以来何度となく同地やブロードウェイでもリバイバルが繰り返されてきたが、今回の演出は従来の作品を越えていると評判になっていた。ウエストミンスターにある彼...[Read More]
2018年のクリスマス・シーズンにオフ・ブロードウェイで開演した時、SNSで随分と騒がれ、マドンナ、スカーレット・ヨハンソン、ウーピー・ゴールドバーグなどの豪華なセレブたちが多く観劇に訪れたことで、更に話題に上った作品だ。衝撃的なセックスシーンが多くある為、「R指定、17歳以上」のカテゴリーに指定さ...[Read More]
主演のニコール・キッドマン、ユアン・マクレガーで沸いたミュージカル・ファンタジー映画『ムーラン・ルージュ!』が世に出てから18年、『ムーラン・ルージュ! ザ・ミュージカル』がブロードウェイにやってきた。去年、ボストンでの劇場公演で大成功を収め、ブロードウェイでは6月28日からレビューが始まったが、映...[Read More]
2018年の夏、オフ・ブロードウェイで上演され旋風を巻き起こしたのがSFタッチでアメリカの高校生の青春を描いたミュージカル『ビー・モア・チル』。楽曲がネット上で若年層の心を捉えたことがきっかけとなり大ヒットにつながり、すぐにブロードウェイ昇格が決まる。もちろん、その時点ではトニー賞などの演劇各賞を総...[Read More]
作曲家ダンカン・シークはミュージカル『春のめざめ』で演劇界にその名を轟かせ、同作品でトニー賞など数々の賞を総なめにしたことで知られる。ところが、それ以降の彼は大ヒット作に恵まれず高い評価を得ることは皆無に等しくなった。2016年にブロードウェイで開幕したミュージカル『アメリカン・サイコ』も酷評に晒さ...[Read More]
1994年にアフリカ、ルワンダ国で起きた大虐殺を忘れられない方も多いだろう。100万人もの人々が犠牲になったあの時、加害者となった多数派フツ族の洗脳と扇動に重要な役割を担ったのは、マスメディアとカトリック教会だった。今回取り上げる作品は、そのルワンダの北隣ウガンダ国で暮らしていたゲイの人々に、201...[Read More]
2018年末、オープンする新作があまり無かった静かな時期のブロードウェイに開幕したということもあってか、プレスから暖かく迎えられて評判を呼んだミュージカル作品。プレスに取り上げられることで人気を取り戻そうと企てた俳優4人が、インディアナ州の、とある田舎街に「正義の味方」として乗り込んで巻き起こる騒動...[Read More]
監督ティム・バートンの名前が知れ渡るきっかけとなった大ヒット映画の舞台化とあって、劇場の前に並ぶ人の列には彼のファンであろう若い30代、40代が並び 、普段のブロードウェイの客層とは違う様相を呈している。劇場に入ると、お化け屋敷のようなハロウィーン・スタイルの音楽が流れている。映画を観た人にはわかる...[Read More]