主演のニコール・キッドマン、ユアン・マクレガーで沸いたミュージカル・ファンタジー映画『ムーラン・ルージュ!』が世に出てから18年、『ムーラン・ルージュ! ザ・ミュージカル』がブロードウェイにやってきた。去年、ボストンでの劇場公演で大成功を収め、ブロードウェイでは6月28日からレビューが始まったが、映...[Read More]
2018年末、オープンする新作があまり無かった静かな時期のブロードウェイに開幕したということもあってか、プレスから暖かく迎えられて評判を呼んだミュージカル作品。プレスに取り上げられることで人気を取り戻そうと企てた俳優4人が、インディアナ州の、とある田舎街に「正義の味方」として乗り込んで巻き起こる騒動...[Read More]
監督ティム・バートンの名前が知れ渡るきっかけとなった大ヒット映画の舞台化とあって、劇場の前に並ぶ人の列には彼のファンであろう若い30代、40代が並び 、普段のブロードウェイの客層とは違う様相を呈している。劇場に入ると、お化け屋敷のようなハロウィーン・スタイルの音楽が流れている。映画を観た人にはわかる...[Read More]
1982年、ダスティン・ホフマン主演で大ヒットしたコメディー映画のミュージカル化。 くだらない昼ドラを女装したマイケルが視聴率最高のドラマに仕立て上げていくという設定が、ミュージカル版ではテレビドラマではなく、ブロードウェイのミュージカルとなっており、劇中劇になっているところが大きな相違点だ。元の映...[Read More]
1987年にオフ・ブロードウェイで初演され、成功を収めたラブストーリー。今回ブロードウェイでの主演は映画『スター・ウォーズ』のシークエル・トリロジー(『最後のジェダイ』『フォースの覚醒』『ザ・ライズ・オブ・スカイウォーカー』)で悪役カイロ・レン役を演じて人気を集めたアダム・ドライバー。相手役はテレビ...[Read More]
カタカナ読みは「ホワット・ザ・コンスティテューション・ミーンズ・トゥ・ミー」。 2018年9月から12月までオフで上演されてヒットし、オンに移ってきた演劇作品。作者のハイディ・シュレックが自ら主演して、自叙伝風に自分の過去の体験から米国憲法について意見をする舞台で、ストーリーはあまりない。
『ハデスタウン』(発音:ヘイディーズタウン)は冥界の神ハデスに纏わる2つのギリシャ神話を紡ぎ合わせ、それを大恐慌後を思わせる時代設定に投影して脚色されたミュージカル作品。当初、2006年にバーモント州のある劇場のプロジェクトとして制作された。それがミュージカル化され、2016年にオフで上演され、20...[Read More]
17世紀初めにシェークスピア(沙翁)が書いた四大悲劇の一つ『リア王』は、現在もいろいろなところで上演されている。が今回は、全く新しい解釈と銘打っての公演だったので足を向けた。主演はグレンダ・ジャクソン。彼女はアカデミー賞2回、トニー賞1回を受賞している大女優で、御歳82。果たして男優でも難しいリア王...[Read More]
1943年のロジャー&ハマースタインの『オクラホマ!』に強い影響を受けて、コール・ポーターが1948年に書き上げたミュージカル。 トニー賞で最初にミュージカル部門が出来たのが翌年の1949年で、その受賞に輝いた初のミュージカル作品となった。 1953年に映画化されており、楽曲『Too Darn Ho...[Read More]
1960~1970年にかけて次々とヒットを出し続けたモータウンのスーパーグループ、テンプテーションズの歴史とヒット曲を紹介していくジュークボックス・ミュージカル。1988年に出版されたグループの創立者オーティス・ウィリアムズの自叙伝『テンプテーションズ』が基礎となっている。最初はデトロイト界隈のクラ...[Read More]
2015年に米ニュージャージー州で初演され、『Michael in the Bathroom』という楽曲がユーチューブを通して10代の若者の心を捉え一躍有名になった『ビー・モア・チル』は、心に傷を抱えた高校生の青春物語をコメディータッチで描いたミュージカル。2018年にオフ・ブロードウェイでオープン...[Read More]
「回転木馬」、「王様と私」と名作を続けて世に出したロジャースとハマースタインは、1943年、リン・リグズの戯曲をミュージカルに仕立てた。この作品「オクラホマ」は当時、4.80ドルで売り出したチケットにプレミアがつき、50ドルにまで高騰したという。ブロードウェイ史上初の大ヒットだ。1948年の終演まで...[Read More]