シルビア Sylvia(上演終了)

シルビア Sylvia

ブロードウェイ
シルビア Sylvia(上演終了)
シルビア Sylvia(上演終了)

トニー受賞者マシュー·・ブロデリック、ジュリー・·ホワイト、アナリー・アシュフォードという3人の華麗なキャスト、やはりトニー賞受賞者ダニエル・サリバンの演出で、ペットと飼い主との愛情、そしてペットを飼う家ならよくある家族間での焼きもちや、公園での散歩の時間での出来事などを、コメディタッチで描いた心暖まるお芝居。ただ、台詞の面白さがこの作品の魅力でもあるので、英語の理解力が要される。

あらすじ:

犬のシルビアは、犬らしく愛情表現豊かで、気苦労のない無責任でむとんちゃくな性格。セントラルパークに何故かひとりぼっち(一匹ぼっち?)だったが、ある日仕事をさぼってベンチにぽつねんと座るマシュー・ブロデリックの演じるグレッグにくっついて、家までついて来る。グレッグはすぐにシルビアのストレートな愛情表現の虜になってしまう。しかしやっと子育てから解放され、自分のキャリアを中心にした夫との静かな生活のこれからを楽しみにしていた妻のケイトは、犬は絶対に飼えないと反対。シルビアを手放すことをあの手この手で夫を説得しようとする。しかしグレッグは散歩をしながらシルビアに話しかけていると、何が自分にとって意味あることなのかが感じられる様になり、セントラルパークの景色までが美しく見えて来たりすることに気づく。しかし、グレッグがシルビアと過ごす時間が長くなれば長くなるほど、シルビアを邪魔者扱いする妻のケイト。グレッグはケイトにも「一緒に散歩においでよ」と誘うのだが、彼女はうんと言わない。とうとう妻から「自分とシルビアとどちらを選ぶのか」という問いかけに迫られ、長年付き添って愛して来た妻を選ぶ決心をする。連れ去られていくシルビアは、ケイトに「愛情って、自分の大切なものをその人と分かち合いたいって気持ちなんじゃないか。グレッグは、彼が大切に想う私を、あなたと分け合いたかったのよ」といい残す。ケイトは、いつも遊んでいた赤いボールなしで連れて行かれたシルビアのために、そのボールを探し出し、追いかけて行く。そして、そんな自分の行動に、シルビアがすでに自分の生活の一部になっていることに気づく。

Photo©Joan Marcus

Cort Theatre
138 West 48th Street
New York, NY 10036

尺:2時間(休憩含む)

舞台セット ★★★★☆
音響 ★★★☆☆
衣装 ★★★★☆
照明 ★★★☆☆

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