オフ・ブロードウェイ&他の舞台

Animal Wisdom(アニマル・ウィズダム)

2017年にブルックリンで初演されたミュージカル『アニマル・ウィズダム』は、ひとりの女性が観客を巻き込みつつ亡霊と対話、家族との過去の記憶を辿り死生観を掘り下げていくという内容。 宗教的な儀式の要素も豊富な極めて珍しい類の同作品が、久々にオフ・ブロードウェイでリバイバルされた。

The Receptionistザ・レセプショニスト

非営利団体のセカンド・ステージ・シアターが43丁目の8番街にある古巣のオフ・ブロードウェイ劇場を手放したのは2024年のこと。それ以降、同団体は42丁目にある複合劇場施設シグニチャー・シアターを利用して小規模な作品を上演してきた。2026年~2027年の新たなシーズンが始まって間もない5月にここで開...[Read More]

Gir, Interrupted思春期病棟の少女たち

『17歳のカルテ』の邦題で知られる映画版でもお馴染みのスザンナ・ケイセンによる回想録を舞台化した音楽劇を初演させたのは、オフ・ブロードウェイの名門パブリックシアター。 ピューリッツアー賞に輝いた女性劇作家マルティナ・マジョクが書いた同音楽劇の制作陣には女性アーティストが目立ち、初夏のニューヨーク演...[Read More]

A Walk on the Moon(オーバー・ザ・ムーン)

1999年の同名映画を基にした作品で、舞台はニューヨーク州キャッツキルズのサマーリゾート。若くして妻、そして母という役割を担うことになった30代前半の女性が、自分らしい生き方を模索し、家族との間で揺れ動く心情を、ユーモアを交えながら描いている。 1960年代は、伝統やルールに縛られず「自分らしく生...[Read More]

The Loved Ones愛する人々

アイルランドの田舎で、一人の中年女性が静かにAirbnbを営んでいる。ある日、そこに三人の女性が別々に訪れてくる。四人は一つ屋根の下で週末を過ごすことになり、それぞれの過去や秘密が少しずつ明らかになっていく。 辛い現実の中にも、思いやりやユーモアがさりげなく織り交ぜられた、登場人物たちの心理を丁寧...[Read More]

KENREXケン・レックス

実在の事件を基にした作品で、タイトルになっているケン・レックス・マクロイ(1934–1981)が窃盗、脅迫、暴行、誘拐、動物虐待など数々の犯罪を繰り返し、長年にわたりある田舎町を恐怖に晒した様子を描く音楽付きの犯罪スリラー劇である。 イギリスの男優ジャック・ホールデンが約35人のキャラクターを演じ...[Read More]

Mexodusメクソダス

旧約聖書の出エジプトを意味する“Exodus(エクソダス)”と、“Mexico(メキシコ)”を掛け合わせた造語がタイトルの“Mexodus(メクソダス)”。 オフ・ブロードウェイの劇場で上演され、メディアから高く評価された新感覚のヒップホップ・ミュージカルだ。

The Reservoir貯水池

アルコール依存、記憶障害(認知症)、そして脳の「認知予備力(Cognitive Reserve)」といった科学的な要素も含めて、家族の物語に織り込んだ作品である。 祖父母と孫の関係性の温かさや台本のユーモアが好評を博し 2025年にデンバーで初演された後、アトランタ、ロサンゼルスを経て、オフ・ブ...[Read More]

The 25th Annual Putnam County Spelling Bee(第25回パットナム郡スペリング大会)

このミュージカル・コメディは、2005年にオフ・ブロードウェイで初演され、その成功を受けて同年ブロードウェイへ移行した。第59回トニー賞で6部門にノミネートされ、脚本賞(レイチェル・シェインキン)と助演男優賞(ダン・フォグラー)の2部門を受賞している。 今回のプロダクションは、約20年ぶりとなるオ...[Read More]

The Seat of Our Pants(意訳)間一髪で生き残る

『The Seat of Our Pants』* は、イーサン・リプトンが、80年以上前に発表されていた『The Skin of Our Teeth(首の皮一枚で助かる)』を現代風に脚色し、ミュージカル化した新作である。演出は、イーサンと長年にわたり協働を重ねてきた演出家リー・シルバーマンが務めた。...[Read More]

Katsura Sunshine’s Rakugo桂サンシャインの落語

桂サンシャインは、2016年にセントラル・パークで開催された「ジャパン・デー」にゲスト出演し、観客を大笑いさせて拍手喝采を受けていたのを覚えている。屋外の開放的な空間で、しかも立ち見の観客が多い中、彼は大勢の観衆の集中を最後まで保ち続けていた。その後も世界各地を巡る機会を増やし、落語という形式を国境...[Read More]

Archduke大公

1914年のサラエボ事件――第一次世界大戦の引き金となった大公暗殺を、風刺とブラックユーモアで再解釈した戯曲である。2017年の世界初演から、その鋭い筆致と不穏な笑いが高い評価を受けてきたが、2025年のオフ・ブロードウェイのリバイバルでは、さらに現代の若者疎外とポピュリズムの危険を鋭く映し出してい...[Read More]

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