魔法を信じよう Believe in Magic

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オフ・ブロードウェイ
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ニューヨークのタイムズスクエア、42丁目にある室内装飾の美しい劇場 The New Victory Theaterは、1900年に作られた。しかし初演当時からの伝統が現在まで続いてきているわけではない。100年間のあいだオーナーや劇場名は代り続け、演じられる内容も映画や大衆劇場など様々だった。しかし非営利団体が1995年に買い取り、現在の子供のための劇場としてオープンする。この劇場の開設目的は、優れた芸術を子供でも楽しめる場所を造るというものだった。

あらすじ&コメント

この劇場では、国境やジャンルに捕らわれず世界中から解り易い戯曲、ダンス、サーカス、人形劇などが選りすぐられて、一ヶ月ほどの単位で公演されている。大人でも感動する作品が多いのも特長と言っていい。

今回演じられたのは、国際的に活躍しているジェイソン・ビショップによる手品だった。

姿を消したアシスタントが思いもよらないところに顕れ、霧を出したクリスタル・ボールのような物体が幻想的に空中に漂いたりする。一方では手先の腕の見せ所でもある伝統的な種々のトランプ手品も披露され、10m先の観客にまでカードを飛ばす技を見せるシーンもある。

ジェイソンはニュージャーシー州出身の孤児で、幾つかの児童保護施設や一般家庭で育ちながら、10代で手品に取り憑かれ独自で芸を学ぶ。彼はよくいる手品師のようにタキシードやスーツは着ていない。代わりにジーパンにTシャツという出で立ちで、誰もが話しかけたくなるような雰囲気を醸し出している。解り易い冗談も連発する。家族連れでも飽きずに安心して楽しめるショーになっている。

メディア評

Theater Scene: 8
Times Square Chronicle : 8
Theater Pizzazz : 5

The New Victory Theatre
209 W 42nd Street

公演時間:1時間45分(休憩1回)
閉演:2017年12月30日

舞台セット ★★★★☆
衣装 ★★★★☆
照明 ★★★★★
総合 ★★★★☆

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