魔法を信じよう Believe in Magic
あらすじ&コメント
この劇場では、国境やジャンルに捕らわれず世界中から解り易い戯曲、ダンス、サーカス、人形劇などが選りすぐられて、一ヶ月ほどの単位で公演されている。大人でも感動する作品が多いのも特長と言っていい。
今回演じられたのは、国際的に活躍しているジェイソン・ビショップによる手品だった。
姿を消したアシスタントが思いもよらないところに顕れ、霧を出したクリスタル・ボールのような物体が幻想的に空中に漂いたりする。一方では手先の腕の見せ所でもある伝統的な種々のトランプ手品も披露され、10m先の観客にまでカードを飛ばす技を見せるシーンもある。
ジェイソンはニュージャーシー州出身の孤児で、幾つかの児童保護施設や一般家庭で育ちながら、10代で手品に取り憑かれ独自で芸を学ぶ。彼はよくいる手品師のようにタキシードやスーツは着ていない。代わりにジーパンにTシャツという出で立ちで、誰もが話しかけたくなるような雰囲気を醸し出している。解り易い冗談も連発する。家族連れでも飽きずに安心して楽しめるショーになっている。
The New Victory Theatre
209 W 42nd Street
公演時間:1時間45分(休憩1回)
閉演:2017年12月30日
舞台セット ★★★★☆
衣装 ★★★★☆
照明 ★★★★★
総合 ★★★★☆