オフ・ブロードウェイ&他の舞台

Wrong Man, The ザ・ロング・マン

ミュージカル『ハミルトン』の演出家と音楽監督が再びタグを組む新作ミュージカルとなれば当然のように期待が募る。今年4月にオフ・ブロードウェイでの初演が発表されてからはメディアで取り上げられる機会が多く、NYポスト紙に至っては2020年のトニー賞で健闘する有力株になる可能性があるとさえ報じたほど。ダイヤ...[Read More]

Seared シアード

前売りチケットの好調な売れ行きを受け、上演開始前から期間限定の公演を延長したのが食欲の秋を彩るオフ・ブロードウェイのヒット作『シアード』。“焼”や“炙”などといった調理の火入れ方法のことを指すタイトルの同ストレートプレイは、コメディタッチで飲食店経営の難しさに焦点を当てる希少な作品となった。

Broadway Bounty Hunter ブロードウェイ・バウンティハンター

2018年の夏、オフ・ブロードウェイで上演され旋風を巻き起こしたのがSFタッチでアメリカの高校生の青春を描いたミュージカル『ビー・モア・チル』。楽曲がネット上で若年層の心を捉えたことがきっかけとなり大ヒットにつながり、すぐにブロードウェイ昇格が決まる。もちろん、その時点ではトニー賞などの演劇各賞を総...[Read More]

Secret Life of Bees,The リリィ、はちみつ色の秘密

作曲家ダンカン・シークはミュージカル『春のめざめ』で演劇界にその名を轟かせ、同作品でトニー賞など数々の賞を総なめにしたことで知られる。ところが、それ以降の彼は大ヒット作に恵まれず高い評価を得ることは皆無に等しくなった。2016年にブロードウェイで開幕したミュージカル『アメリカン・サイコ』も酷評に晒さ...[Read More]

Rolling Stone, The ローリング・ストーン

1994年にアフリカ、ルワンダ国で起きた大虐殺を忘れられない方も多いだろう。100万人もの人々が犠牲になったあの時、加害者となった多数派フツ族の洗脳と扇動に重要な役割を担ったのは、マスメディアとカトリック教会だった。今回取り上げる作品は、そのルワンダの北隣ウガンダ国で暮らしていたゲイの人々に、201...[Read More]

Fiddler on the Roof in Yiddish 屋根の上のバイオリン弾き(イディッシュ語*による)

1964年のブロードウェイでの公演は、史上初の3,242回というロング・ランで幕を閉じ、その後世界中で上演された。1971年には映画化され、アカデミー賞を3部門で受賞。楽曲「Sunrise Sunset」「Match maker」「If I Were a Rich Man」は、芝居を観ない人にも身近...[Read More]

The Girl with the Alkaline Eyes ガール・ウィズ・ザ・アルカライン・アイズ

Chase Brock Experienceというダンスグループによるセリフ無しでストーリーを伝えていく、未来の人工知能AI を題材にしたスリラー・ダンス劇。 グループを指揮するチェイス・ブロックは2018年にオフ・ブロードウェイでヒットしたミュージカル『ビー・モア・チル/Be More Chil...[Read More]

Merrily We Roll Along メリリー・ウィー・ロール・アロング

演出家/プロデューサーとして生涯で21のトニー賞を受賞しているハロルド・プリンスと、やはりトニー賞8回、グラミー賞8回、アカデミー賞1回受賞という輝かしい経歴を持つ作曲家で作詞家のスティーブン・ソンドハイムの二人が組んで創った作品。過去、多くの舞台名作を世に送り出した名コンビだったが、1981年に同...[Read More]

Sea Wall/A Life シー・ウォール/ライフ

生と死をテーマに、それぞれ1人の俳優のモノローグ(独白形式)による独立した2つの作品が、休憩を挟んで上演される。『Sea Wall(海崖)』は33歳のトム・スターリッジが、そして『A Life』 は38歳のジェイク・ジレンホールが素晴らしい演技を見せてくれる。特にジェイク・ジレンホールは、『ブローク...[Read More]

Ah, Wilderness ! ああ、荒野!

アメリカの近代演劇を築いた作家で、ノーベル文学賞も得ているユージン・オニールによる唯一のコメディー作品。ブロードウェイの初演は1933年で、映画化もされている。しかし90年近く経った今日まで、ブロードウェイのリバイバルは僅か4回。おそらく出演者の数が多いからだろう。今回逃すと次に観られるのは何時にな...[Read More]

The Illusionists 〜Magic Of The Holidays〜 ザ・イリュージョニスト

このブログではいままでブロードウェイで演じられる芝居やミュージカルを紹介してきたが、今回は「ザ・イリュージョニスト」を紹介したい。この作品はその名の如く、イリュージョンだ。芝居でもミュージカルでもない。しかし「ザ・イリュージョニスト」は、世界ツアーをしながら一年に一回冬の間だけブロードウェイで公演さ...[Read More]

Mother of the Maid マザー・オブ・ザ・メイド(乙女の母)

グレン・クローズと言えば、30年程前のヒット映画『危険な情事/Fatal Attraction』で演じたストーカー女の迫真の演技で、浮気の恐ろしさを世の男性に強烈に印象付けた女優として有名だ。そんな彼女が今回はオフ・ブロードウェイ上演中のストレートプレイ『マザー・オブ・ザ・メイド/Mother of...[Read More]

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